小倉昌男の言葉(1)

名言集・語録集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
何であれ、物事には表と裏がある。
たとえば「自由・平等・博愛」というフランス革命の有名なスローガンも、表面的にはそれぞれ美しい言葉だが、裏側に何があるかを見れば決してきれいごとではすまない。

自由の裏には差別が、平等の裏には規律が、そして博愛の裏には罰則がある。

たしかに自由や平等や博愛はそれ自体、だれにも否定できない価値を持っているが、だからと言って、単純にそれを追求すれば万事うまくいくというものではないのだ。
小倉昌男
『「なんでだろう」から仕事は始まる!』

小倉昌男
1924年12月13日東京都生まれ。東京大学経済学部卒。1948年大和運輸(現ヤマト運輸)に入社、1971年創業者である父の跡を継ぎ社長に就任。1974年役員会に宅急便の構想を提案するも全員の反対を受けるがこれを説得、1976年商業貨物から撤退し宅急便事業を興す。この間、規制緩和を求めて運輸省や郵政省などと正面から闘い、厚い役所の壁を破る。1987年会長。1991年に取締役相談役に就くが会社に危機感を覚え、1993年会長に復帰。同年私財24億円を投じヤマト福祉財団を設立、精神・身体障害者の無認可小規模事業所の支援を始める。1995年会長を退き、財団の理事長に専念。以後は無報酬で障害者の支援に当たる。2005年6月30日、腎不全のため永眠、享年80歳。

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