ちょっと指で突けばグラリと傾く。せめて父親が強情者のふりをして、柱にしがみついていないと、次の指一本であっけなく瓦解する。 悪しき家父長制とか、封建的な親子関係とかいう能書きをそのまま一つ憶えに信用して、わが国の家庭教育…
文筆家
古今東西の文筆家が発したり、著述した言葉を集めたもの・・・今日を生きる、明日を切り拓く、勇気が出てくる、役立つ言葉を集めています。
久世光彦の言葉(3)
頑固、強情、一徹といったアンタッチャブルな役を仮設すると、家庭内の教育は月並みではあってもうまくいくのだ。 家庭などというものは、もともと脆すぎるくらい脆い屋台なのだ。 『ニホンゴキトク』久世光彦 久世光彦1935年4月…
久世光彦の言葉(2)
それを母親が、自分も被害者のふりをしながら子供たちにうまく取りなし、そうすることによって家庭というものの秩序をはかっていたのである。 『ニホンゴキトク』久世光彦 久世光彦1935年4月19日 – 2006年3…
久世光彦の言葉(1)
昔の父親は多かれ少なかれ、みんないっこくで、一徹だったようである。私の家でもそうだったが、あのころの父親は、家族の中で、そういうキャラクターを多少無理しながらも演じていた節があった。 『ニホンゴキトク』久世光彦 久世光彦…