成瀬悟策の言葉

名言集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
私どもは誰でも、自分というものを、ちょうど他人を眺めると同じように、一つの対象として眺め、それについて識っているものです。

眺められている自己があると同時に、それを眺めている自己の存在することも確かです。

その意味で自分というものは見る自己と見られる自己から成り立っているわけです。

見る自己が正確に対象を見ることができ、見られる自己がありのままの姿を自己に見せれば、自分というものはたいへん安定し、心も平穏なのですが、ともすればそうはならいなので、いろいろな問題が起こることになります。
成瀬悟策
『イメージの時代』

成瀬悟策
1924年岐阜県生まれ。東京文理科大学心理学科卒業。1988年九州大学教授定年退官。その後1993年まで九州女子大学・九州女子短期大学学長。日本催眠医学心理学会理事長、日本心理臨床学会理事長を歴任。現在、九州大学名誉教授、日本リハビリテイション心理学会理事長、日本臨床動作学会理事長、日本学術会議会員。医学博士、臨床心理士。2001年、勲二等瑞宝章受章。

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