やなせたかしの言葉

名言集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
それでもそういう時に限って、徹夜で仕事をしているんですね。
なんとなくそうしないと寂しい。

たいてい仕事はないのに、何かやってるんだよね。
そうすると寂しいから手のひらを見たりして、手のひらに懐中電灯を当てて、子どもの時のレントゲンごっこを思い出して遊んでいたら、血の色がびっくりするほど赤いんですね。
本当に桜色というかきれで見惚れてしまいました。

自分は元気がなくても血は元気だな、と。

だから手のひらを懐中電灯にすかしてみればというのがもともとなんだけれど、懐中電灯じゃ歌にならないから「手のひらを太陽に」になりました。

あれは自分を励ます歌なんです。
やなせたかし
『わたしが正義について語るなら』

やなせたかし
1919年高知県生まれ。東京高等工芸学校(現千葉大学)工芸図案化卒業。漫画家を目指しながら、三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務し、その後、舞台美術、作詞、放送作家など多方面で活躍する。1973年、月刊誌「詩とメルヘン」(サンリオ)を創刊、責任編集を担当。また同年、「キンダーブック」に「あんぱんまん」をはじめて掲載、以後アンパンマンその他多数の絵本を出版。1988年、「それいけ!アンパンマン」の放映が日本テレビ系列で開始されると、爆発的な人気を得て、現在に至る。「やさしいライオン」をはじめ著書も多数。作詞家としての代表作には「手のひらを太陽に」があり、アンパンマンの主題歌や挿入歌の作詞・作曲も手がけた。2013年10月逝去。

その他の名言・言葉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です