もっともっと驚くべきこまかい細工を自然は平気でつくっている。生み出している。
この生み出す能力、それの最も高級で、最も驚くべき現われが人間であることは言う迄もない。
この生み出す能力、それの最も高級で、最も驚くべき現われが人間であることは言う迄もない。
武者小路実篤
1885年(明治18年)5月12日 – 1976年(昭和51年)4月9日)日本の小説家・詩人・劇作家・画家。貴族院勅選議員。華族の出で、トルストイに傾倒し、『白樺』創刊に参加。天衣無縫の文体で人道主義文学を創造し、「新しき村」を建設して実践運動を行った。伝記や美術論も数多い。姓の武者小路は本来「むしゃのこうじ」と読むが、実篤は「むしゃこうじ」に読み方を変更した。しかし、一般には「むしゃのこうじ」で普及しており、本人も誤りだと糺すことはなかったという。仲間からは「武者」(ムシャ)の愛称で呼ばれた。文化勲章受章。名誉都民。日本芸術院会員。贈従三位(没時叙位)。