私はいつのころからか「見た者の責任」ということを考えるようになった。
私たちは偶然のようにさまざまなことに出合う。
さまざまなことに出合い、さまざまなものを見る。
多くの場合、私たちは漠然と出合い、漠然と見るだけで終わってしまうが、本当は、そこには出合ったその人が思い出すべきこと、なすべきはたらきが託されているのではないかと考えるようになった。
そのように感じ、そのように考え、そのように生き始めると、人生が濃密になり、味わい深くなる。
私たちは偶然のようにさまざまなことに出合う。
さまざまなことに出合い、さまざまなものを見る。
多くの場合、私たちは漠然と出合い、漠然と見るだけで終わってしまうが、本当は、そこには出合ったその人が思い出すべきこと、なすべきはたらきが託されているのではないかと考えるようになった。
そのように感じ、そのように考え、そのように生き始めると、人生が濃密になり、味わい深くなる。
川津祐介
1935年東京生まれ。22歳、慶応大学在学中に松竹の専属俳優となる。主な出演作品に『青春残酷物語』『羅生門』『風花』など多数ある。