やはり、ナベを見つめすぎるからであろう。
ナベにも煮えるのに自由な時間を与えなくてはいけない。
あたため、寝させる必要がある。
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。
思考を生み出すのにも、寝させるのが必須である。
ナベにも煮えるのに自由な時間を与えなくてはいけない。
あたため、寝させる必要がある。
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。
思考を生み出すのにも、寝させるのが必須である。
外山滋比古
1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、読書、読書論、エディターシップ、思考、さらに日本語論の分野で、独創的な仕事を続けてきた。平明で論理的な日本語を開拓したエッセイストとしても定評がある。