北里柴三郎の言葉

名言集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
ときに或いは学術上において先生と意見の衝突をきたしたこともありまして、先生の尊厳をおかし奉ったこともございますが、これは学術上のことで、正々堂々いわゆる君子の争いであります。

かくのごときは学問に忠実なる真正の研究者として、はじめてこれをあえてなしうるのであります。
かの学術研究の何物たるかを解せず、したがって意見なく、いたずらに他人の説に雷同付和する軽躁浮薄の輩、もしくは表面は服従をよそおい裏面にてその事業を悪口するごとき者、そうじて曲学阿世の徒は、決してかくのごとき趣味をうかがい知る者で鼻ございません。
北里柴三郎

北里柴三郎
1853年1月29日(嘉永5年12月20日) – 1931年(昭和6年)6月13日)は、日本の医学者・細菌学者・教育者・実業家。「日本の細菌学の父」として知られ、ペスト菌を発見し、また破傷風の治療法を開発するなど感染症医学の発展に貢献した。貴族院議員を務め、位階勲等は従二位・勲一等・男爵。医学博士、私立伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)創立者兼初代所長、土筆ヶ岡養生園(現・東京大学医科学研究所附属病院)創立者兼運営者、第1回ノーベル生理学・医学賞最終候補者(15名のうちの1人)、私立北里研究所、北里研究所病院(現・学校法人北里研究所)創立者兼初代所長ならびに北里大学学祖、慶應義塾大学医学科(現・慶應義塾大学医学部)創立者兼初代医学科長、慶應義塾大学病院初代病院長、日本医師会創立者兼初代会長、テルモ株式会社の設立者である。

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