我々は独自の存在であると同時に、他己に対する関係があり、全体に対する関係がある。
その渾然一体として一つにしたものを「自分」という。
その渾然一体として一つにしたものを「自分」という。
安岡正篤
明治31(1898)年、大阪生まれ。大正11年東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学を専攻。大正11年秋に東洋思想研究所、昭和2年に(財)金鶏学院、同6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と人物の育成に従事。戦後、昭和24年に師友会を設立、広く国民各層の啓発・教化につとめ、昭和58年12月逝去。