米長邦雄の言葉(1)

名言集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
「考えるプロセス」を整理してみるとよい。

まず最初は、問題は何かを考えた。
次に、その答えは何かを考えたはずである。
たいていは、ここで答えが出せずに混乱してしまう。

そこでプロセスの三番目として、「今の自分の実力で正解を出すことは可能なのか、無理なのか」を考えるようにするのである。

この習慣をつけておけば、少なくとも、答えの出せない問題に右往左往して、人生の持ち時間を無駄にすることはなくなる。
米長邦雄
『不運のすすめ』

米長邦雄
1943年、山梨県生まれ。1956年、6級で故佐瀬勇次名誉9段門下となる。1963年、4段、1979年9段昇進。名人位挑戦のための最高リーグである順位戦A級に連続27年在籍。1984年には10段、棋聖、棋王、王将を獲得し四冠王となるなど、最強棋士の一人として歩むことになる。また1985年永世棋聖の称号が贈られる。名人位には手が届かず、「悲運の挑戦者」と称されたが、1993年7度目の挑戦にして中原誠名人を下し、初の戴冠。名人位に就いた最年長記録を更新し、“50歳名人”と賞賛された。2003年には紫綬褒章を受章し、現役を引退する。 2012年(平成24年)12月18日に69歳で逝去する。

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