ひとり徒歩で旅したときほど、ゆたかに考え、ゆたかに存在し、ゆたかに生き、あえていうならば、ゆたかに私自身であったことはない。
徒歩は私の思想を活気づけ、生き生きさせる何ものかをもっている。
じっと止まっていると、私はほとんどものが考えられない。
私の精神を動かすためには、私の肉体は動いていなければならないのだ。
田園の眺め、快い景色の連続、大気、旺盛な食欲、歩いていられるすぐれた健康、田舎の料亭の自由さ、私の隷属を思い起させる一切のものから遠ざかることが、私の魂を解放し、思想に一そうの大胆さをあたえる。
徒歩は私の思想を活気づけ、生き生きさせる何ものかをもっている。
じっと止まっていると、私はほとんどものが考えられない。
私の精神を動かすためには、私の肉体は動いていなければならないのだ。
田園の眺め、快い景色の連続、大気、旺盛な食欲、歩いていられるすぐれた健康、田舎の料亭の自由さ、私の隷属を思い起させる一切のものから遠ざかることが、私の魂を解放し、思想に一そうの大胆さをあたえる。
ジャン=ジャック・ルソー
1712年6月28日 – 1778年7月2日
フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家である。