個人の主観で感じることにデザインの魅力があるとしたら、新しい古いといった時間軸だけではない見方ができるはずだ。
自分たちの服や布も、発表されたシーズンの中だけに価値があるものではなく、ずっと記憶に残る存在感を出したいといつも考えている。
自分たちの服や布も、発表されたシーズンの中だけに価値があるものではなく、ずっと記憶に残る存在感を出したいといつも考えている。
皆川明
1967年生まれ。日本のファッションデザイナー。ブランド「ミナ・ペルホネン(minä perhonen)」の設立者。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科客員教授。東京都出身。神奈川県立港北高等学校を経て、文化服装学院服飾専門課程 II部服装科(夜間)卒業。生地産地に足を運ぶことから始まる、オリジナルデザインのテキスタイルによる服作りを特徴としている。ブランド名のペルホネンとは、フィンランド語で蝶の意味。それをはじめ「minä perhonen」の商品名の多くはフィンランド語から採られており、流行にとらわれないデザインと物づくりの思想は、北欧的なものと日本的なものの共通項としても語られる。