海馬が関与するとなると、やはり気になるのが老化です。
認知症でとりわけ障害を受けているのが海馬です。
海馬が衰えると、鮮やかに未来像を描くことができません。
ひょっとしたら、脳が「老ける」とは夢を持てなくなることと似ているのかもしれません。
たしかに夢に目を輝かせている人はいつまでも若々しいものです。
夢を持つことの大切さ・・・
最新の脳研究成果を眺めてみると、そんなことが改めて新鮮に感じられます。
認知症でとりわけ障害を受けているのが海馬です。
海馬が衰えると、鮮やかに未来像を描くことができません。
ひょっとしたら、脳が「老ける」とは夢を持てなくなることと似ているのかもしれません。
たしかに夢に目を輝かせている人はいつまでも若々しいものです。
夢を持つことの大切さ・・・
最新の脳研究成果を眺めてみると、そんなことが改めて新鮮に感じられます。
池谷裕二
1970年、静岡県藤枝市で生れる。薬学博士。現在、東京大学薬学部教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探求を続ける。日本薬理学会学術奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、日本薬学会奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞、塚原仲晃賞などを受賞。