世界が抱く痛みは、私の心が抱く痛みと響き合っていると感じるようになった。
やがて、世界が抱く残酷は、私の心が抱いている残酷の反映だと感じるようになった。
自分の心も浄化できない者が、世界の浄化や癒しを語ってはならないと考えた。
世界の痛みを癒したい。
世界から残酷な行為をなくしてゆきたい。
そのためには、私自身が残酷な思いから離れなければならないと思った。
やがて、世界が抱く残酷は、私の心が抱いている残酷の反映だと感じるようになった。
自分の心も浄化できない者が、世界の浄化や癒しを語ってはならないと考えた。
世界の痛みを癒したい。
世界から残酷な行為をなくしてゆきたい。
そのためには、私自身が残酷な思いから離れなければならないと思った。
川津祐介
1935年東京生まれ。22歳、慶応大学在学中に松竹の専属俳優となる。主な出演作品に『青春残酷物語』『羅生門』『風花』など多数ある。