人間の作為的な知恵や力まかせでは実現できなかったのが日本の食文化です。
土産土法、その土地の食材をその土地に伝わる方法で調理する。
風土に育まれた食文化を信じることだと思います。
そして、食べることは人に任せず自分でする、ということを優先するのです。
土産土法、その土地の食材をその土地に伝わる方法で調理する。
風土に育まれた食文化を信じることだと思います。
そして、食べることは人に任せず自分でする、ということを優先するのです。
土井善晴
料理研究家。1957年大阪生まれ。スイス、フランスでフランス料理を学び、帰国後、大阪「味吉兆」で日本料理を修行。土井勝料理学校講師を経て1992年に「おいしいもの研究所」を設立。変化する食文化と周辺を考察し、命を作る仕事である家庭料理の本質と、持続可能な日本らしい食を通して提案する。元早稲田大学非常勤講師、学習院女子大学講師。1988年~「おかずのクッキング」(テレビ朝日系)レギュラー講師、1987年~「きょうの料理」(Eテレ)講師。著書多数。