俳優はこれまで身につけた（あるいは身につけてしまった）技術に、絶えず疑いを持っていなければならない。
そして、それをきれいさっぱり捨ててしまえる勇気を持たなければならない。
当たり前のことだが、これは実に、言うは易く行うは難しなのだ。
そして、それをきれいさっぱり捨ててしまえる勇気を持たなければならない。
当たり前のことだが、これは実に、言うは易く行うは難しなのだ。
山﨑努
1936年千葉県生まれ。都立上野高校卒業後、俳優座養成所を経て文学座に入団。1960年三島由紀夫の戯曲『熱帯樹』でデビュー。1963年映画『天国と地獄』(黒澤明監督)の誘拐犯役で注目を集め、以降、幅広いジャンルで活躍する。出演作品多数。受賞歴多数。主な出演作品に『影武者』『お葬式』『マルサの女』『GO』『おくりびと』(映画)、『冬のライオン』『ヘンリ四世』『ダミアン神父』『リア王』（舞台）、『ザ・商社』『早春スケッチブック』『必殺仕置人』(テレビドラマ)など、2000年紫綬褒章、2007年旭日小綬章を受賞。著書に『柔らかな犀の角 山崎努読書日記』がある。
