実際に実験をやってみて思うのは、
自然の方がはるかに独創的だということです。
人間がまったく思いもかけなかった「ヘンな顔」を、
自然は見せてくれる。
そのヘンなことをきちんと受け止め、
興味を持ち、追い求めていけば、
独創的な自然に助けられて、
ひとりでに独創的な次のステップへ行けるような気がしています。
自然の方がはるかに独創的だということです。
人間がまったく思いもかけなかった「ヘンな顔」を、
自然は見せてくれる。
そのヘンなことをきちんと受け止め、
興味を持ち、追い求めていけば、
独創的な自然に助けられて、
ひとりでに独創的な次のステップへ行けるような気がしています。
山中伸弥
1962年大阪府生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了、医学博士。京都大学iPS細胞研究所長。世界に世界に先駆けてマウスおよびヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)の樹立に成功し、再生医学に新たな道を切り拓いた。2009年ラスカー賞、2011年ウルフ賞、2012年ノーベル医学生理学賞受賞。