久野収の言葉(2)

名言集 今日を生きる、明日を拓く、言葉を贈ろう
環境や現物と直接交渉するのは、食事とか、セックスとか、近所づきあいとか、旅行とかの・・・狭い範囲でしかない。

間接的経験という、シンボルを介入させた経験世界がほとんど全部の経験になってしまった。

ぼくはそう考えているんですがね。

電子機械文明とか、グラフィック(複製技術)革命と呼ばれる現象の急激な進行ですね。

現実の相手と向き合い、コミュニケートしあう経験が片隅へ行ってしまったというと言いすぎですがね。
久野収
『思想の折り返し点で』

久野収
1910年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。1937年治安維持法違反で検挙され、1939年まで獄中に。戦後、全面講和を主張する「平和問題談話会」、1965年「ベ平連」結成に加わる。反権力の哲学を学問・ジャーナリズム・具体的行動の領域で展開している。

イスクラ双料参茸丸

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