なぜなら、ともすると日本人は、相手を大切にすることは、自分を二の次にして引き下がることと理解しがちです。
逆に自分の主張をしたいときは、相手は言い分を聞き入れてくれるものと思い込み、言い張ることにもなります。
多くの日本人は、どちらかの自己表現しかないと思い込んでいるのではないか。
相手も自分も大切にする自己表現があるということを知ったら、日本人はもっとコミュニケーションが上手になるのではないかと思ったのです。
逆に自分の主張をしたいときは、相手は言い分を聞き入れてくれるものと思い込み、言い張ることにもなります。
多くの日本人は、どちらかの自己表現しかないと思い込んでいるのではないか。
相手も自分も大切にする自己表現があるということを知ったら、日本人はもっとコミュニケーションが上手になるのではないかと思ったのです。
平木典子
1959年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。ミネソタ大学大学院教育心理学修士課程修了。現在、統合的心理療法研究所(IPI)所長。臨床心理士。家族心理士。1979~1980年サンフランシスコ州立大学において、家族療法とアサーション・トレーニングの訓練を受け、以後、これらを中心とした臨床と対人コミュニケーションのトレーニングに従事。臨床心理士養成指定大学院においても、20年以上にわたり臨床心理士の養成やトレーニングに携わってきた。