それはともかく、お金はしぜんと集まるのですが、その代わり、自分の仕事にたいしてほんとうに忠実でなければならない。一生懸命でなければならない。
ものをつくるにも、もうけるということを主眼につくっているのではいけない。
わたしの仕事のばあいも、これをつくったら、みなさんが喜んでくださるだろう、家庭に便利だから、ご婦人方が、家事をらくに時間をかけずにできるだろう、そう思ってやっています。
ものをつくるにも、もうけるということを主眼につくっているのではいけない。
わたしの仕事のばあいも、これをつくったら、みなさんが喜んでくださるだろう、家庭に便利だから、ご婦人方が、家事をらくに時間をかけずにできるだろう、そう思ってやっています。
松下幸之助
1894年(明治27年)生まれ。9歳の時に大阪に奉公に出る。1918年松下電器製作所を創設する。数々の特許・実用新案を開発するなど事業を拡大し、1925年松下電器産業株式会社に改組。社長に就任。