実験の結果が予想通りだったら、それは基本的に「並」の結果なんです。
自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。
そこで大事なのは、「この予想外の結果は、いったい何なのだろう」と考えることです。
そこから全てが始まる。
ガッカリ落ち込んでいたらそこでおしまい。何も生まれない。
自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。
そこで大事なのは、「この予想外の結果は、いったい何なのだろう」と考えることです。
そこから全てが始まる。
ガッカリ落ち込んでいたらそこでおしまい。何も生まれない。
益川敏英
1940年愛知県生まれ。名古屋大学理学部卒業、同大学院理学研究科修了、理学博士。京都大学名誉教授、京都産業大学益川塾教授・塾頭、名古屋大学KMI研究機構長。1995年朝日賞。2008年「CP対称性の破れ」の起源の発見によりノーベル物理学賞受賞。同年文化勲章受章。