片桐はいりの言葉

宝物のような七年間だった。
毎日のように映画館に通い、好きな時に劇場に入り、好きな映画を何度も観た。

そしてなにより、一緒に働く仲間たちはそろいもそろって大の映画好きで、仕事中も仕事後ものどが痛くなるまで映画の話に明け暮れた。

時給が安いことなんて、ほとんど苦にならなかった。

『もぎりよ今夜も有難う』
片桐はいり

片桐はいり
1963年1月18日、東京都に生まれる。俳優。舞台を出発点に、映画・テレビドラマへと活動の幅を広げ、独特の存在感と身体性をもって数多くの作品に出演してきた。台詞や感情を過剰に説明することなく、佇まいそのものによって人物像を立ち上げる表現は高く評価されている。シリアスからコメディまで振れ幅の大きい役柄を自然に引き受けつつ、どこか日常から半歩ずれた感覚を作品にもたらす点に特徴がある。また文章家としても才能を発揮し、旅や日常を題材にしたエッセイでは、鋭い観察眼と軽やかなユーモアで多くの読者を魅了している。俳優という枠にとどまらず、「生き方の距離感」を体現する表現者である。

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