こころはふるい立ち、思いはつつましく、行ないは清く、気をつけて行動し、みずから制し、法(のり)にしたがって生き、つとめはげむ人は、名声が高まる。
ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)
紀元前5世紀前後の北インドの人物で、仏教の開祖である。姓名はサンスクリット語の発音に基づいた表記ではガウタマ・シッダールタ、パーリ語の発音に基づいてゴータマ・シッダッタ。漢訳では瞿曇悉達多(くどんしっだった)である。ブッダ(buddha)は、「目覚める」を意味するブドゥに由来し、「目覚めた人」という意味である。もともとインドの宗教一般において、すぐれた修行者や聖者に対する呼称であったが、仏教で用いられ釈迦の尊称となった。このため、ゴータマ・ブッダともいう。仏陀の略称が仏であり、「仏教」や「仏像」などの用語はこの尊称に由来する。