閑さや
岩にしみ入
蟬の声
岩にしみ入
蟬の声
松尾芭蕉
寛永21年(正保元年)(1644年) – 元禄7年10月12日(1694年11月28日)
江戸時代前期の俳諧師。伊賀国阿拝郡(現在の三重県伊賀市)出身。俳号としては初め宗房(そうぼう)を称し、次いで桃青(とうせい)、芭蕉(はせを)と改めた。北村季吟門下。芭蕉は、和歌の余興の言捨ての滑稽から始まり、滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人である。但し芭蕉自身は発句(俳句)より俳諧(連句)を好んだ。