“頼らない心”をつくるのは実にきびしいことだと思われるかもしれません。
しかし、頼らない心というのは、簡単に言うと、“とらわれない心”ということです。
いろいろなものに頼ると人はラクに生きられると思っていますが、実は自分すらも頼らないほうがラクに生きていけるのです。
自分を頼ったり信じたりするのは、自分が持っているさまざまな考えや信念にとらわれているということでもあります。
それは不自由な生き方です。
「ああしなければ」「こうしなければ」といろいろな自分の生き方のルールをつくって、そのために生きることを困難で不幸なものにしてしまっているのです。
「自分すら頼りにならない」と思っていれば、自分をがんじがらめにしている固定観念から解放されて柔軟な対応ができます。そうなると失敗も当然少なくなります。
しかし、頼らない心というのは、簡単に言うと、“とらわれない心”ということです。
いろいろなものに頼ると人はラクに生きられると思っていますが、実は自分すらも頼らないほうがラクに生きていけるのです。
自分を頼ったり信じたりするのは、自分が持っているさまざまな考えや信念にとらわれているということでもあります。
それは不自由な生き方です。
「ああしなければ」「こうしなければ」といろいろな自分の生き方のルールをつくって、そのために生きることを困難で不幸なものにしてしまっているのです。
「自分すら頼りにならない」と思っていれば、自分をがんじがらめにしている固定観念から解放されて柔軟な対応ができます。そうなると失敗も当然少なくなります。
アルボムッレ・スマナサーラ
1945年スリランカ生まれ。スリランカ上座仏教長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院人文科仏教学博士課程を経て、現在はスリランカ上座仏教日本サンガ主任長老としてテーラワーダ(=上座部)仏教の教義の普及に努めている。