生き抜こうとするこの本能的な感情は、生きとし生けるものすべてにあるものです。
当然、人間にもあります。
それをあえて言葉にすると、“生命の尊厳(dignity of life)”ということになります。
そこは、簡単に他人が足を踏み入れてはいけない聖なる場所です。
世俗的な自尊心は、他の生命の自尊心を壊す目的で、本来の自尊心の上にかぶせられた醜いエゴの感情なのです。
これはニセモノの自尊心です。
当然、人間にもあります。
それをあえて言葉にすると、“生命の尊厳(dignity of life)”ということになります。
そこは、簡単に他人が足を踏み入れてはいけない聖なる場所です。
世俗的な自尊心は、他の生命の自尊心を壊す目的で、本来の自尊心の上にかぶせられた醜いエゴの感情なのです。
これはニセモノの自尊心です。
アルボムッレ・スマナサーラ
1945年スリランカ生まれ。スリランカ上座仏教長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院人文科仏教学博士課程を経て、現在はスリランカ上座仏教日本サンガ主任長老としてテーラワーダ(=上座部)仏教の教義の普及に努めている。