われわれが手にしている時間は、決して短くはない。
むしろ、われわれが、たくさんの時間を浪費しているのだ。
むしろ、われわれが、たくさんの時間を浪費しているのだ。
セネカ(Lucius Annaeus Seneca)
紀元前4年頃、ローマ属州ヒスパニアのコルドバに生まれる。ローマ帝政期を代表するストア派哲学者であり、政治家・雄弁家としても活躍した人物。理性に基づく生の在り方、感情との向き合い方、死と時間の意味を主題とし、哲学を日常生活の実践として捉えた点に大きな特徴がある。主著『人生の短さについて』『幸福な生について』『ルキリウス書簡集』などでは、外的な成功や富に依存しない内面的自由と精神の平静を説いた。皇帝ネロの家庭教師として権力の中枢に身を置く一方、晩年は粛清を命じられ、紀元65年に自死。二千年を経た現代においても、人生論・倫理思想の古典として読み継がれている。




